マレーシアで人材紹介会社の代表取締役社長に会って来た!ー異文化の中で働くことー
「耳を澄ましてみてください。
他のアジアの国にはあって、
マレーシアにはないものは何でしょう。」
そうおっしゃったのは、桜リクルート社マレーシア代表取締役の鵜子幸久さん。
鵜子さんは以前、リクルートでホットペッパーの編集長を務め、 その際に「金魚鉢の中の金魚のように思えた」ことから、次に活躍できる舞台を探しにアジア22地域をまわり、マレーシアで人材紹介会社を立ち上げた経歴を持つ方です。
(詳しくは、こちらのサイトに鵜子さんのインタビューが掲載されております。)
「せっかくマレーシアに来たのだから、色々な方にお会いしたいなぁ。」と思い、「人材業」と「マレーシア」で検索し、日本で就活をしていたときから興味があった人材紹介業の方を探しました。
そのホームページを見て、「ぜひ、鵜子さんのお話をお伺いしたい!」と思い、「行動しなきゃ何も変わらない!」と常々思っている私は、いきなり鵜子さん宛てにアポイントメールを送りました。「ぜひ、お話をお伺いさせてください!」と。
突然メールを送ったにもかかわらず、鵜子さんは「ぜひお会いしましょう!」と快くお受けしてくださり、My A.Wayインターンシップメンバー(Elle,ツタン)と一緒に鵜子さんにお会いして来ました。 
鵜子さんといろいろなお話をさせて頂いたのですが、 その中でも1番印象に残っていたのが マレーシアで働く上で理解しなければならない「異文化」についてです。
「マレーシアで働くことと異文化理解」
鵜子さんが桜リクルート社を設立したのが2003年。
机と電話とパソコンだけで始めた人材紹介事業は想像以上に大変だったとおっしゃっていました。しかし、軌道に乗り始めてからも大変だったのが、
マレーシアの文化を理解した上で一緒に仕事をすることだったそうです。
ところで、
新入社員が『社内やトイレ掃除』を担当したり、『運転手の代わりを勤める』
と聞いて怒りを覚える日本人はどのくらいいるのでしょうか。
少なくとも私は、 「日系企業で働くなら、新入社員がそれをするのは仕事のうちなのかなぁ。」 と思っていました。
しかし、マレーシアでは悪気がなくとも社員に『掃除』や『運転手』を任せてしまうと大変なことになります。
『掃除』や『運転手を任せる』=『仕事を辞めろ』
そういう意味になってしまうそうです。
また、社長が電球を取り替えるなどの雑務をすると、 日本企業だったら
「そんなこともしてくれるなんて!良い社長だなぁ〜。」
と好印象を持つ方が多いと思いますが、マレーシアでは、
「考えられない!!ありえない!!信じられない!!」
とまで言われてしまうのだとか。
つまり、マレーシアでは『個人個人を尊重し、それぞれに役割がある』ということなのです。
掃除は掃除をする人に
運転は運転手に
経営は社長に
これは決して差別などではなく、それぞれ役割があり、それぞれがそれぞれの仕事に誇りを持っています。 日本で働く上では当たり前だと思っていることをマレーシアでしてしまうと、現地の方のプライドを傷つけてしまったり、信頼関係が築けず一緒に働けなくなったり、ときには強制送還されたり。
「え??強制送還されるほどのことって何!?」
そう思うかもしれませんが、日本では『当たり前なこと』で日本へ強制送還されるんです。
たとえば、男性の社員が「よっ!」と肩を叩いて挨拶すること。
これをマレー系の女性にしてしまうと警察沙汰になり、実際に強制送還されたケースもあったそうです。 何も知らなければ、普通にやってしまいそうですよね。
このように、『日本の常識は世界の非常識』ということを踏まえた上で、異文化を理解して一緒に働いていく。 なかなか難しいかもしれませんが、実際に鵜子さんのように異文化を理解した上で現地の方々と一緒に活き活きと働いていらっしゃる方もいるのですから、 様々な文化を理解し合って働くことはかなり面白いしわくわくするのではないかと思います。
さてさて、冒頭にありました、
『他のアジアの国にはあって、マレーシアにないもの』はいったい何でしょうか。
正解は….
それも、マレーシアに来て耳を澄まさなければ分からないことです。
(どうしても気になる人はお問い合わせください。)
外の世界に出ると今までの当たり前が当たり前ではなくなり、 気付かなかったことに気付いたり、新しい発見がたくさんあったりするかもしれません。
正解を知りたい人は、ぜひマレーシアに足を運んでみてください。たくさんの発見があると思いますよ〜!
(ちなみに私の最近の発見は、マレーシアでヒッチハイクをすると車がめちゃくちゃ停まってくれる事。3分に1台ぐらいのペースで停まってくれます。京都でヒッチハイクをしたときは2時間粘っても停まってくれなかったのになぁ。)
鵜子さん、貴重なお話ありがとうございました!
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