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マレーシア 大手財閥 ベルジャヤグループ

気になるマレーシアの企業があったので調べてみました。

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ベルジャヤ(Berjaya)グループ

ベルジャヤとはマレー語で「成功」を意味します。

 ロゴ

ロゴはBerjayaの「B」の文字が多方面に向っており、他業種に事業拡大をすることを表しているそうです。

ここまで、社名とロゴの意味が実現化された会社は正直これまで出会ったことがありません。

 事業内容

ベルジャヤグループは1984年に設立後、不動産投資開発、宝くじ、金融(損害保険)、飲食業、旅行産業、ホテルやリゾートの開発運営など様々な業種に事業を展開している複合企業です。

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ブキビンタンにあるタイムズスクエアをはじめ、ベルジャヤ大学、ベルジャヤ航空、ベルジャヤモーター以外にも、マレーシアのセブンイレブン、スターバックスコーヒー、ウェンディーズハンバーガー、ラジオショック(家電)など、ベルジャヤグループがマレーシア国内で多くのフランチャイズ権利を持っています。

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陳志遠

創業者は陳志遠(ビンセント・タン / Vincent Tan)。マレーシア長者番付ではトップ10に入る事業家です。

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銀行員からはじまり、保険営業マンをえて、1980年、29歳にしてマレーシア最初のマクドナルドのフランチャイズ権利を買う。

その後、買収を重ね、事業を著しく拡大し、現在では17,000人の従業員を抱え、マレーシアを代表するコングロマリットを一代で築いた成功者です。

イギリスのプロサッカーチームのカーディフシティFCを取得し、オーナーでもあります。

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傘下5社の上場を計画

スポーツ・トト・マレーシア・トラスト(STMトラスト)にならび、ベルマツ・モーター、MOL、U Mobile(マレーシア携帯電話会社)の5社を上場予定。

昨年2013年にはCaring Pharmacy(薬局チェーン)とベルジャヤオートの2社が上場しています。 

自動車関連事業では、ベルジャヤオート以外に、自動車会社マツダの販社「ベルマツ・モーター」がマツダと合弁でマツダ・マレーシアを設立しています。

オンライン決算のMOLグローバルをナスダック上場や1,230店舗、1日70万の平均客数を誇るあるセブイレブン・マレーシアのIPO(新規株式公開)で2億ドルの調達を狙って進めるいるようです。

また、韓国のチェジュ島にも350億を投資しリゾート開拓、マレーシア ジョホールバルにある「ゾン」免税特区内にも、ベルジャヤがショッピングモールの改装と平行してカジノの建設も進めているという。

更なる事業拡大に向けて勢い緩めない姿勢がみられます。

継承 

60歳を迎えようとする創業者は、会長職を長男のロビン・タン、37歳に譲ることを発表し、ロビン・タンが会長兼CEOを引き継ぎました。

 

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以下、地元英字紙「The Star」の取材に対して次のようにコメントしています。(2/23/2012)

「今後もグループへのアドバイスはしていく。ベルジャヤ・グループの株式は保有し続けるし、関わりを絶つわけではない。だが、今後は日常の管理業務は息子たちに任せ、CSR(企業の社会的責任)活動に積極的に関与し、物質面ではなく精神面で人生を充実させていきたい」

 

そんなベルジャヤグループは現在、日本の大学生をインターンシップとして受け入れています。

就活や転職で日本にある大企業に注目するのもよいですが、多くの事業を展開するアジアの大企業に焦点をあてるのも面白いのではないでしょうか。

 

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