中国で海外インターンするなら、日本からの移動は春秋航空(しゅんじゅうこうくう)で決まり!
前回東南アジアに行くなら移動はエアアジアで決まりでしょ、という記事を書きました。
今回は中国編です。
中国行くなら、春秋航空でしょう。理由は圧倒的な安さです。
春秋航空(しゅんじゅうこうくう)ってなに?
春秋航空(しゅんじゅうこうくう)は中国の格安航空会社です。
日本は茨城、高松、佐賀の3空港から上海浦東国際空港をむすんでいます。茨城空港からは週6便も出ており、利便性もばっちりです。
茨城、高松、佐賀という、いかにもローカルな空港がイカします。
安さ爆発!春秋航空!
「茨城ってどんだけぇ〜」と女子高生に言われようが、コスト削減のためには、努力惜しまず!っといった気合いが感じられ好感がもてます。
茨城空港ってどこよ?
っとここで中国人に「茨城」がどこにあるのか分かるのか?っという疑問が湧いてきます。日本人でも、「茨城県を指させ」っと言われたら、人差し指が空中をくるくると3回転半したあと、「ここっ!」っと自身を持って、群馬栃木の県境をあたりを指差しごまかしそうな人がいそうです。
春秋航空戦略部(存在するのかわかりません)で、「茨城に飛ぶのか?ってそれどこよ?どうやって中国人に伝えればいいんだ?」っという議論があったに違いありません。その解答は、春秋航空の中国語ウェブサイトにみることが出来ます。
茨城(東京)
茨城は大出世しました。東京を括弧書きにするまでの地位にあがりました。日本のことをあまり知らない中国人でも、東京は知っているでしょう。
佐賀ってどこよ?
春秋航空戦略部では、「佐賀ってどこよ?」という議論があったに違いありません。その解決方法は
佐賀(福岡)
さすがSONYをSQNYとして販売するだけの中国人です。あっぱれです。これで、中国の女子高生が「このローカル具合どんだけ〜」っと叫ぼうが、「東京と福岡です、キリッ」っと解答することで一件落着です。
ちなみに同じ画面は日本語版でみると、以下の通り、茨城(東京)や佐賀(福岡)といった括弧書きはありません。失礼ですもんね。
茨城(東京)ー上海の往復航空券はいくらなの?
2014年の中国の春節休みは1月30日(木)〜2月5日(水)の7連休です。日本の正月休みにあたる春節(旧正月)の前後は中国全土のビジネスが停止します。よって、中国で海外インターンをする場合は、春節の期間中は外れます。
2014年春節後に上海で海外インターンをする場合だと、茨城ー上海往復は空港施設使用料燃油サーチャージを含めて、31,650円です。安い!
茨城→上海の最安値が8,500円、上海→茨城が6,500円で、これに空港施設使用料燃油サーチャージが追加された金額が最安値っぽいです。
佐賀(福岡)ー上海は3000円!
佐賀という名の福岡(福岡という名の佐賀?)と上海間は茨城間よりさらに安く、なんと3000円。全部込みこみの往復でも、23,650円。都内までの通勤定期券より安いですね。
茨城空港ー東京駅は500円!!
茨城空港ってどこだよ。どうやって行くんだよっという方へ。ぼくもそう思ってました。春秋空港戦略部の面々も同じことを思っていたに違いありません。そこはエリート軍団の戦略部。しっかり仕事しました。
なんと東京駅から茨城空港までワンコインの500円。
「我々春秋航空は格安である!格安たるもの、何事も格安でなくてはならん!」
っという会長の号令のもと、やり手の生え抜きエリート中国人社員が日本に飛び、ゴリゴリの交渉を日本バス会社としたに違いありません。その結果が500円。激安です。
ちなみに東京駅から成田エクスプレスで成田空港に行くと、2,940円。春秋航空戦略部から言わせると、「ボッタクリ」ですね。
激安なので、利用したい人はたくさんいます。事前の予約は必須です。以下リンクから予約しましょう。乗車日の1ヶ月前から予約出来ます。
茨城空港から東京駅の地図(車利用)
茨城空港から東京駅は94.6キロです。
ちなみに、成田空港から東京駅は68キロです。
2014年5月には国内線にも参入!
「日本では主に地方路線を拡大する」
〜春秋日本のワン・ウェイ会長
なるほど。今後はさらに、茨城(東京)、佐賀(福岡)と”地名を盛る”ケースが増えそうな予感がします。
中国の格安航空会社(LCC)が母体の春秋航空日本は5日、国内でのLCC事業に参入すると発表した。成田空港を拠点にして、2014年5月末に国内線3路線で運航を開始する。春秋グループ便で来日した中国人客など、日中の観光旅行者を顧客ターゲットに据える。相当な格安運賃を打ち出す可能性もあり、既存3社を含めたLCC間での国内競争が激化しそうだ。中国・春秋航空、日本で国内LCC参入 成田拠点に :日本経済新聞
その国内線3路線とは?
成田―佐賀、成田―高松、成田―広島です。
この路線を見てからの疑問は、「広島」という地名をどうやって盛るのかということです。広島を広島(大阪)とするには少し遠すぎる。
広島は高松と同じように、热门城市(日本語版ではトップ都市と翻訳)の中に含めず、存在を抹殺するような、共産党チックな扱いにするのでしょうか。
春秋航空の広島の取扱いに、日本全国の旅行業界の注目が集まっています。
春秋航空乗り入れ空港を並べると。。。
茨城、佐賀、高松、広島
いいですねぇ〜この感じ。
訪日中国人が増えれば、春秋航空は地名を盛る必要がなくなる?!
2012年の訪日外国人は836万人。この中で中国人は143万人(2012年)。人口と地理的条件を考慮すると、まだまだ少ないです。
訪日旅行促進事業(ビジット・ジャパン事業) | 国際観光 | 施策 | 観光庁
「日本に行きたいけど、ビザを取るのが面倒なので、韓国にするよ」
っという中国人は結構います。
ビザ条件が緩和されれば、中国から日本への旅行者は激増すると思います。
多くの中国人が春秋航空を利用し、日本に来ることで、茨城(東京)、佐賀(福岡)のように、「地名を盛る」必要も近い将来なくなるかもしれません。
がんばれ春秋航空!
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