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日本人はマレーシアへ、マレーシア人は海外へ!?

マレーシア入出状況

住みたい国、マレーシアが7年連続1位!移住先としてマレーシアへの関心が継続的に高まっている。

 

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MM2Hビザ(10年間有効な長期滞在ビザ)の制度を利用したロングステイが急増し、2012年に817件のMM2Hビザが日本人に発給された。

 

 

全体の3,227件に対して、実に25%が日本人である。

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国別で比較しても、中国、バングラディッシュ、イギリスを抜いて日本が一位である。

一方、マレーシアでは、人口の1%(約29万人)が毎年、海外へ移住していると言われている。特に、中国系マレーシア人はシンガポール、オーストラリア、北アメリカなどに一家で移住している。その最大の理由として、マレーシア政府によるマレー系の待遇制度が、中国系にとって社会的、経済的に不利な立場であるからと中国系は話す。

1960年代にマレー優遇政策を進めるマレーシア政府と中国系が対立してシンガポール独立に至った歴史と半世紀が経つ現在も政府に対する不満は共通する点である。

 

今後の方向

マレーシア政府は、MM2Hの定期預金額をRM200万(約6,200万円)に引き上げる方向で検討していることや、ビザ取得者数の制限導入など、今後MM2Hの取得が難しくなる見解がある。自国から中国系が流出する反面、マレーシア政府は、MM2H政策をもって、外資を増やし、高額の不動産や多額の消費を行う富裕層の誘致を図る。

 

マレー系待遇制度で、自国の労働人口が減るのであれば、MM2H若者層版のような政策で優秀な外国人を世界各国から呼ぶ政策が不可欠になる。政府の政策を期待して待つのではなく、率先して日本からマレーシアへ優秀な若者層を送り出す仕組みとしてスタートしたMy A.Wayを加速させ大きく展開していきたい。

 

出所:

ロングステイ希望国 (世代別順位)

MM2Hマレーシア政府統計データ

 

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